夏野菜のパワーを活かして、健康的な夏を過ごしましょう！以下では、ホンマでっかTVに登場した評論家たちが紹介する夏野菜の驚くべき効果と利用法について詳しく解説します。
冷やしきゅうりはスポーツドリンクの代わりになる？ 疲労評論家：梶本 修身
夏の暑い時期には、汗で塩分が失われるため、塩もみしたきゅうりが塩分補給に最適です。きゅうりにはカリウムが豊富に含まれており、カリウム不足は脱水症状を引き起こしやすく、熱中症のリスクを高めます。そのため、きゅうりを食べることは熱中症対策に非常に効果的です。京都では、冷やしきゅうりが夏の風物詩となっています。
子供がブロッコリーを嫌う理由は、口内細菌が影響し、匂いを強く感じてしまうからです。しかし、子供と一緒に野菜を育てたり、サラダの盛り付けを手伝わせることで、野菜に対する愛着が生まれ、食べてくれるようになります。
きゅうりには脂肪分解酵素が含まれている？ 消化器評論家：工藤 あき
きゅうりには脂肪分解酵素が含まれており、こってりした料理と一緒に食べると脂肪分の吸収を抑える効果があります。また、もやしにはビタミンC、タンパク質、食物繊維が豊富に含まれています。
ミニトマトは普通のトマトに比べてリコピンの含有量が約3倍、ビタミンCも約2倍含まれています。未熟なミニトマトは常温で2～3日置くことでリコピンが約60%増えるという特性もあります。
エイジングケアにおすすめの野菜はブロッコリーです。ブロッコリーにはスルフォラファンが含まれており、体の老化の元である糖化を抑える効果があります。スプラウトはブロッコリーの約20倍のスルフォラファンを含んでいます。
ピーマンの種と綿部分には血液をサラサラにする成分が豊富に含まれています。モロヘイヤには美肌効果があり、βカロテン含有量が非常に高いです。モロヘイヤのカルシウム量はほうれん草の約5倍です。
もやしをごちそうに変える絶品ドレッシング ドレッシング評論家：北村 百合子
石川県の老舗もやし屋「三好商店」が製造する「NOHEAドレッシングシリーズ」は、特に「豆乳マヨ」がおすすめです。卵を使わないため、アレルギーのある方も安心して使用できます。
ガツンと食べたい方には「北野エース大人のためのシーザードレッシング」がぴったり。チーズパウダーがたっぷり入っており、肉や揚げ物にも合います。
野菜を食べるメリットは抗酸化作用 美容栄養学評論家：池上 純子
野菜には酸化を抑える抗酸化成分が豊富に含まれています。ファイトケミカルは植物が自らを守るために作る色素や香り、苦み、辛みなどの成分で、栄養価が非常に高いです。
ニンジンの皮には栄養が豊富に含まれており、ベータカロテンやポリフェノールが多く含まれています。玉ねぎの茶色の皮にはケルセチンが豊富で、血管を柔らかくし血液をサラサラにします。
赤いパプリカはシミ予防や美肌効果に優れており、ビタミンCの含有量が非常に高いです。モロヘイヤは栄養学的に最強の夏野菜で、カルシウムや鉄分が豊富に含まれ、抗酸化力もブロッコリーの約7倍です。
野菜ばかり食べる人は早死にしやすい？ 生物学評論家：池田 清彦
野菜中心の食生活よりも、バランスの取れた食生活が健康に良いとされています。ベジタリアンは非ベジタリアンよりも脳卒中のリスクが1.2倍高いと言われています。
土いじりは脳に良い影響を与え、認知症の改善に効果があります。オクラは食べすぎると下痢になりやすいので注意が必要です。また、ゴーヤは半分以上食べると胸やけしやすくなります。
品種改良による新しいミニトマト 野菜評論家：小堀 夏佳
「千恋（ちこ）」という品種改良されたミニトマトは、へたがないため、収穫が容易で日持ちが良いです。へたがないため酸化しにくく、より長持ちします。生で食べられる甘いトウモロコシ「極生フルーツコーン」もおすすめです。
給食の工夫で野菜を食べやすくする 学校栄養士：松丸 奨
給食では、子供たちに野菜を食べてもらうために凝った献立名を使うことがあります。ピーマンを使った料理では「チンジャオロース」が特に人気です。
野菜が食べやすくなる簡単なドレッシングレシピとして、玉ねぎやリンゴのすりおろしを加熱して加える方法があります。市販の青じそドレッシングや胡麻ドレッシングにリンゴをすりおろし、弱火で2～3分加熱するだけで完成します。
夏野菜を効果的に取り入れ、健康的で美味しい夏を過ごしましょう！
コメント